女性訪問介護士の悩み

30代の女性訪問介護士と食事をした時に聞いた話をしようと思う。彼女は育児の傍ら、非常勤の訪問介護員として利用者の自宅へ訪問し介護を行っている。以前、男性訪問介護士から「介護の分野はまだまだ女性が多く活躍している」という話を聞いていたこともあり、女性である彼女にとっては「働きやすく居心地の良い職場」だろうと単純に考えていた。しかしながら、彼女にも彼女なりの悩みがあるという。いや、正確には、女性訪問介護士ならではの悩みというべきか。
いくつか愚痴を聞いた中で印象的だったのが、訪問先でのセクハラ問題。一人暮らしの男性利用者から、体を触られたり嫌な言葉を投げかけられたりということが往々にしてあるらしい。彼女は、軽いタッチで「笑って流したり毅然とした態度で注意したり・・・その時々で対応はしてるんだけどね」と話していた。上司にも相談はしているが、中々改善されないとのこと。
利用者の生活の場でマンツーマン・ケアを行う、訪問介護。訪問介護士が利用者に親しみを持ってもらいやすいというメリットがある一方で、人間関係のトラブルも起こりやすいと聞く。セクハラ被害に限らず、利用者と訪問介護員との間に発生するトラブルはスタッフ個人が直接利用者に訴えると、どうしても角が立つデリケートな問題。万が一何か起こった場合に、事業所がスタッフを守るという姿勢を徹底してもいただきたいところだ。また、働く側も求人を探す時点で、信頼できる事業所を選ぶことが重要だといえる。非常勤・単発など雇用形態の幅が広い訪問介護の仕事は、育児や介護等で長時間労働が難しい状況にある女性が輝ける分野のひとつ。女性も安心して働ける環境作りを整えて欲しいと思う。

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